五年ぐらい前に、差し歯にした歯があるのですが、なんというか、つねに、その歯とのお付き合いが、大変です。
鶏肉とか食べてて、思いがけず硬いとことか噛んじゃったりして、ポローッ、と取れたり、いただいた煎餅が、想像を超える堅さで、ガリッといったら、グラッとなったり。
こないだまで客演していた劇団そとばこまちの公演期間がもうすぐ終わるってところで、だましだましお付き合いしていた差し歯に違和感。
触ると若干グラグラしてるし。
本番中取れたらどうしよう、という思いと、取れても絶対臆すことなくやらねば、という思いと、差し歯のことを忘れて芝居に集中しよう、という思いなどが入り乱れ、平素以上に、一つ公演が終了するたび疲れこけておりました。
無事、スポーンッ、コロコロコロコロッ、と、取れたり、客席に転がっていったりということもなく、ほっとしました。
いろんな意味で、無事終了してよかったなあ、としみじみ。
やっぱり、歯は大事です。